鉄欠乏性貧血

体内に酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビンの

主成分である鉄が不足すると、

赤血球の数が減り、

体に必要な鉄分が不足します。

これを鉄欠乏性貧血といいます。

 

小児期にみられる最もありふれた貧血です。

 

圧倒的に女性に多い病気で、日本では

成人女性の5~10%がこの病気です。

 

鉄欠乏性貧血の原因

体内の鉄分不足により起こります。

その原因としては、

 

①摂取不足

皮膚の剥離、毛髪の脱落、汗や尿、便の排泄などにより、

人は一日平均1mgの鉄が体から失われます。

失われた鉄は食事から補わなければ、鉄不足に陥ります。

 

②需要の増大

思春期や成長期には、体の成長に合わせ、

鉄がより多く必要になります。

 

③ 排出の増加

体内から鉄が失われる一番の原因は出血です。

女性の場合は月経による出血で、

1ヶ月に約30mgの鉄が排出されています。

 

 

鉄欠乏性貧血の症状

体の臓器や組織が酸素不足になり、

活動がにぶってしまいます。

そのために顔色が悪くなり、

元気もなくなります。

 

なんとなく疲れやすい、気分がすぐれないという症状が起こります。

顔面や皮膚が青白くなり、

唇や爪の赤みが消えます。

 

症状が重いと、

運動によって息切れしたり、動悸、さらには心雑音、

心肥大などを起こします。

 

また、情緒不安定や学習障害の原因となることもありますから、

軽度とはいえ放置するのは危険です。

 

鉄欠乏性貧血の治療

鉄剤を2、3ヶ月飲みます。

鉄剤の服用中、人によっては食欲がなくなったり、

吐き気や胃の不快感が起こりますが、

食事のすぐ後に飲むか、胃腸薬と一緒に鉄剤を飲むと、

このような症状も治まります。

 

貧血のもとになる病気がある場合は、

その治療を先に行います。

 

鉄剤に含まれる鉄分は体内に貯蔵されるので、

貧血になりにくい体をつくります。

母乳や牛乳には鉄分が少ないので、

生後6ヶ月~2歳は貧血になりやすいものです。

離乳食では栄養バランスに気をつけ、

9ヶ月をすぎたらフォローアップミルクを使うのもよいでしょう。

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