白血球の一部である好中球は、
感染防御を主な働きとしています。
従って好中球の減少が著しい好中球減少症にかかると、
感染症にかかりやすくなります。
新生児から乳児期の小児では、
口内炎、歯肉縁、扁桃炎、肺炎などを繰り返したり、
またおできなどもできやすく、
なかなか治りません。
髄膜炎や敗血症などの重症感染症を引き起こすこともあります。
遺伝の確率も高いので、同じ病気の家族をもつ小児の場合は、
一度検査を受けておくとよいでしょう。
このほか薬剤や化学物質、放射視線、栄養障害などが原因として考えられます。
症状が無かったり、軽症の場合、とくに治療を必要としませんが、
感染症にかかると抗生物質などが投与されます。
これによって感染症が完治しても、
小児の場合、新たな感染症にかかる危険性が高いので、
なるべく人ごみを避けるようにするなど、
日頃から感染症予防を心がけることも大切です。