ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、

何らかの原因で、腎臓の糸球体の膜に異常がおこり、

血液中のタンパク質が尿中に排出されてしまいます。

 

多量のタンパク質が尿中にみられ、

血液中のタンパク質が不足してくる病気です。

 

小児の場合は発症年齢で大きく2つのタイプに分けることができます。

ひとつは4~5歳で発症するステロイド反応性ネフローゼ症候群で、

ステロイド剤の治療によって、タンパク尿などが改善されます。

 

もうひとつはステロイド治療に有効性のみられない、

津ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群です。

これは小学校高学年から中学生で発症する場合が多く、

有効な治療がないため、しだいに腎機能が低下していくケースがあります。

 

ネフローゼ症候群の原因

腎臓糸球体が免疫あるいは代謝異常によって損なわれ、

多量の血清タンパクが漏れ出し、尿ともに体外へ排出されるために起こります。

 

ネフローゼ症候群の症状

タンパク質が過剰に排出されてしまうため、

むくみ、高脂血症がおこります。

むくみはまぶたから手足に進み、

顔は丸くなり、男の子では陰のうが腫れます。

むくみによって、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難などが起こることもあります。

 

冷や汗、顔面蒼白、血圧低下などの症状も見られ、

多くの場合、尿の量が減ります。

食欲が落ち、顔色も悪く、いつも体がだるくなります。

 

ネフローゼ症候群の治療

尿検査では尿中タンパクが多く出て、

血液検査ではコレステロール値が高いので、

他の症状とあわせて診断がつきます。

 

入院が原則で、

安静、食事療法のほか、

ステロイド剤や免疫抑制薬を使って治療します。

 

再発を繰り返すことも珍しくなく、

長期間にわたって治療が必要です。

ステロイド剤を長期にわたって服用した場合、

こんどは副作用が問題となります。

 

再発した小児患者のうち7割は思春期をすぎるころからしだいに

再発しなくなりますが、残りの3割の患者はステロイド依存症となります。

骨がもろくなったり、肥満、白内障、緑内障などの

副作用に悩まされ、中でも小児にとって深刻なのが低身長です。

10~15歳の成長期にステロイド依存症になると、

低身長になるケースが多いようです。

 

そのほか症状が重くなると、

血漿交換療法や抗凝固・線溶療法なども行われます。

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